キーワード需要からビジネスをはじめる 社長のヤミ勉|vol.8

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キーワード需要からネットビジネスをはじめる

ニッチキーワード市場を狙う

多くの人が注目していないニッチキーワード市場を狙う。

検索キーワードの世界は、全体の8割は月間検索数10万件に満たないようなマニアックなニッチキーワード。このゾーンは大資本が入ってこない。ニッチキーワード市場のワードからビジネスを作る。

事例1
ペット。「チワワ」「ダックスフント」といった五万件前後のニッチキーワードに広告を出す。
開業資金数十万円、社員ゼロ、収益率35%。ペットブームの波に乗り、年商5000万円に。
収益ピーク時にこのビジネスを売却。別の通販事業でキーワード市場への広告投資をし月商1千万円、年商1億円。
事例2
矯正歯科。地名との複合キーワードになると月100件程度しか検索数が無い。だが、地名+サービス名で検索する人は潜在客の可能性が高いので収益源になる。
事例3
個人歯科。自力でホームページを立ち上げマーケティングも行う。
開業医は歯学部が歯科医を大量生産しているため過当競争。コンビニ店よりも歯科医院の数が多いとまで言われている状況で、特に個人医となると誰でも集客に苦労している。この歯科医は検索結果に告知し始めた付きからネット集客だけで月間500万円売り上げた。
やったことは、「審美歯科+地名」のキーワードに自力で出稿しただけ。広告を出していたライバルは一切いなかったので、広告投資額はわずか3000円だった。

言葉の需要から新規顧客を獲得する

検索数の少ないニッチキーワードは誰にも有効活用されることなく大量に放置されている。

検索エンジンから得られる「言葉の需要」データを下に、新規顧客を確実な費用対効果で獲得できる道ができれば、年商一億円を超えることはまったく難しくない。

一名~二名での運営も可能、ビジネスオーナーとしての年収を1千万円超えにすることは簡単である。

infographic08

キーワードに対して1クリックの広告単価がいくらかかるかはgoogle adwordsで事前にわかるため、「言葉の需要」から新規顧客を確実な費用対効果で獲得できる。

逆転の発想 大企業が攻め込まないところにあるブルーオーシャン市場

通常、商材があって、「その商材をどうやってキーワードで売るか」を考える。商品から入るこのアプローチを英語では「プロダクト・アウト」の手法という。

ここで紹介した手法はまったく発想が逆である。「数万~十万規模の検索数のあるワードにあった商品は何か?」と考える。需要からはいるこのアプローチを英語では「マーケット・イン」の手法という。

キーワードの中には大企業が豊富な資金力を背景に大量に資金投下してくる、少数の人気キーワードの市場もある。これをビッグ・キーワードといい、月間検索数で言うと数十万で少ないほうで、通常は百万単位だ。われわれは大企業との資金力勝負の舞台では戦わない。

「商品をキーワードでどうやって売るか」をやめ、「検索キーワードに合った商品は何か」を考える。
大企業が資金力で勝負するビッグワードを避け、月間検索数で10万以下のニッチキーワードを狙う。
この2つの戦略をマスターすることが、ゼロから起業する人がネットビジネスで成功するための鍵だ。

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