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銀行への訪問は月初、月末、五十日を避ける
銀行にはいつ訪問するのがいいでしょうか。
一般的に銀行は、「月初、月末、五十日(5と叩のつく日)」は繁忙日ですので、これらの日は避けたほうがいいでしょう。
そして、訪問するのは、午後よりも午前中が望ましいです。
銀行の閉店時間は午後3時です。
閉店してからは銀行が忙しくなるので、閉店間際となる午後よりも、午前中であれば、それほど慌ただしくなく、しっかり腰を据えて話を聞いてくれます。
優良会社の経営計画書には、事業年度計画(年間スケジュール)が明記してあり、毎月何日に銀行訪問をするか、銀行訪問の日程を1年先まで組み込んでいたりします。
経営計画書に銀行訪問日を落とすと、取引先銀行の支店長に「社長、この手形を落とすのは大変ですよ」と言われることがあるでしょう。
銀行なので「手形」と表現したのですが、これは「決めた日時に訪問して会社の現状を報告するのは、約束手形を切るのと同じくらい大変であり、もし約束が守れなければ、銀行の信用を失う ことになりかねない」という意味です。
もし、銀行からそう言われたら、支店長にこう言ってください。
「大丈夫です。手形を落とせないときは、前にジャンプします」
手形のジャンプとは、約束手形の支払期日に決済が難しい場合に、手形支払先への支払いを後ろに延ばすことを言います。
しかし、銀行には「前にジャンプする。」と言うのです。
つまり、日程の変更をしなければいけないときは、繰り下げをしないで、繰り上げをして行う、ということです。
そうすれば、必ず手形を落とすことができます。
ちなみに、私が知っている優良会社の社長で、この期日を守らなかった人はいません。
銀行へは、事前に銀行訪問する日時を銀行に伝えておきますし、アポイントを取っておきますが、それでも当日、支店長がいないときや、支店長に既に予定が入っていることがあります。
そのときは、副支店長でも、次長でも、支店長代理でもいいのです。
定期報告をすることが目的であるから、支店長に会えないからといって、訪問をやめる必要はありません。
また、取引先銀行をすべて訪問するわけですから、最初に訪問する銀行ヘは、銀行のシャッターが上がった瞬間、つまり開店時間の9時に行くようにしましょう。
開店直後は、支店の行員全員に注目されます。そうすることで、「この会社はいつも朝一番で来る、しかも時間をきっちり守るいい会社」という印象を与えることになります。
そして、開店して真っ先に支店長の目の前に立って挨拶すれば、支店長も気持ちよく迎えてくれるでしょう。
訪問時間は、1つの銀行につき「20分以内」
会社の取引先銀行の数にもよりますが、午前中に3つの銀行を訪問するとなると、1つの銀行に説明する時間は、「20分以内」としたほうがいいでしょう。
「長く話せば話すほど銀行は信頼してくれる」と思っている社長はたくさんいますが、決してそんなことはありません。
意外に思われるかもしれませんが、「必要最小限のことだけ話して帰る社長」のほうが好まれます。
それぐらい、銀行の支店長の業務は多いのです。ハンコひとつ押す書類だけで山ほどありますし、その他に融資案件の協議や決済、来客対応、本部対応、その他にも各種行事や取引先への訪問など多忙を極めます。
よって、忙しい支店長も、「必ず20分で帰る」ことがわかっていれば「会おうか」という気になってくれます。
コミュニケーションは回数です。
I回の訪問時間を長くするより、1回の訪問時間は長くなくても、回数を多くすることで信頼関係を築く方がいいのです。
同じ1時間でも「1回の訪問で1時間」より、「20分×3回」の訪問のほうが効果的です。
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ょうもここまで読んでいただき、本当にありがとうございました。
あなたの不動産投資事業が成功することをお祈りしております。
トランクルーム大家より。