低空室リスク・高利回りのトランクルーム投資入門 読者の方からご質問がありました 続編|vol.103

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こんにちわ!セルフストレージ大家のマイクラオバラです。

トランクルーム設備の減価償却期間をお教え下さい。(ネットをみたら、3年、7年、15年と色々書いてあったので。。。)

あーわたしもむかしなやみました。
ネットにいろいろ書いてあるんですよね。

新品の場合、償却年限の具体的数字に関しましては、国税庁通達の機械及び装置以外の有形減価償却資産の耐用年数表 別表1
http://www.tax.metro.tokyo.jp/shisan/info/taiyo_nensu.htm (ご参照下さい)
が判断基準の根拠となります。

申告時の判断は設置地域の状況に基づいて税務署及び税理士さんの判断に基づいて決められます。つまりズバリ何年という事は一概には申し上げられません(弊社税理士業務を行っておりませんのでご理解ください)が、基本的な考え方について以下ご説明申し上げます。

トランクルームは設置形態、素材など様々ですが、基本的に以下の①②③によって決まります。
① どう認識するか?
② どのように設置するか?
③ 新品か中古か?  

以下、順次説明します。

① どう認識するか?

①は一言で申せば動産か不動産かの認識の違いになります。

固定基礎を用いて移設が困難な場合は不動産扱いになりますし、移設が容易であれば動産となります。前者のほうが償却期間が長く、後者のほうが短くなります。

② どのように設置するか?

②は土地の上の固定物(不動産)として設置または建設・運営するか、仮置きの構築物として設置・運営するかの違いです。

前者のほうが使用収益する期間が長いと判定され、減価償却期間は長くなります(7年~22年 22年は木造または軽量鉄骨造の場合。重量鉄骨造なら34念。RCなら50年。突っ込みがありそうなので前もってお話しておきますと、レジではないので47年ではありません。)。

後者の場合は使用収益する期間が前者比短いと判定され、減価償却期間は短くなります(3年~7年)。

前者ですと定額法(毎年一定額の償却)、後者ですと定額法または定率法(毎年一定率の償却)を選択できます。

③ 新品か中古か?

③は言わずもがなですが、新品のほうが償却期間は長くなります。中古の場合は中古償却資産の耐用年数について算定基準が国税庁にあり、その算式に基づいての決定となります。

(ご参考)国税庁タックスアンサー「No.5404 中古資産の耐用年数」 https://www.nta.go.jp/taxanswer/hojin/5404.htm

基本原則は以上のとおりです。

※ネット掲載の記事の場合は、検索エンジン対応業者が外注に書かせている物が多く、不動産及び税務の知識に欠けている外部ライターが書いておりますので、正確性に欠けます。
この点はご注意下さい。

正確な判断はあくまで、税務署や税理士の認識、判断で決まります。
但し設置する地域等によっても判断が変わる事もある様です。

野積みコンテナが林立している横浜市では建築確認を取らないと設置できなくなっている(つまり、動産扱いは事実上無理)ようですし、他の市ではそこまで厳しくないなど、地域によって微妙な違いがあります。

ちなみに、設備は新品しかありえないのでしょうか?(中古は流通してないものなのでしょうか

わたくしも中古品は欲しいと思っているのですが、現在中古品は殆ど流通しておりません。

それだけ、失敗の少ないビジネスとも言えますし、減価償却が終わってもビジネスは続いていくので、出回っていない様です。

まれに出物もあるのですが、あっという間に買われてしまいます。

ご質問がある方はこちらからどうぞ。可能な限り、お答えしたいと思います。

 

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セルフストレージ読者の方からご質問がありました

 

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