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不動産ビジネスで利益を上げるためには、物件価格を自分で判断できることが必須条件となります。
皆さんが所有する不動産を売るとき、貸すとき、そして希望の物件を買うとき……その価格は高いのか、安いのか?
それを分かるためには、その判断基準を知っておかなければなりません。
不動産が安いのか、高いのか、不動産屋にお任せしていませんか?
素人の方では判断できません。判断できないから、不動産屋に依頼をし、不動産屋の意見をそのまま聞いてしまうのです。
「このエリアで売り物件が出ること自体珍しいですし、価格も妥当だと思います。」 「ちょうど昨日300万円下がったばかりなんですよ、運がいいですね。多分すぐ売り切れますよ。」 「あと200万円下がれば買いたいと言っている人がいます。最近は物件の問い合わせも少なくなってきていますし、ここで売っておいたほうがいいですよ。」など、不動産の言うことを信じて決断するのです。
不動産屋の担当者がアドバイスする内容は、あくまでもその担当者個人が思っていること、営業するための落とし文句に過ぎないのです。
また、住宅を建築、リフォームする場合でも、不動産屋の担当者はこんなことを言ったりします。
「もし、今日即決してくれるのであれば、頑張って30万円値引きして300万円ちょうどにしますよ。」「決算前なので、特別に50万円値引きさせていただきます。」
このような口説き文句から「そこまで安くしてくれるなら」 と購入を決めてしまうこともあるでしょう。
しかし、経験から誰でも身につける営業手法にしかすぎません。
お客様が決めてくれるまで、あれやこれやと「今だけ割引」をアピールしてきます。
そんな不動産屋や建築業者のセールストークに騙されないためにも、「適正価格」を自分自身で判断できるようにしておく必要があります。
その物件価格を見て、それが安いのか高いのかを見極めることができない限り、不動産ビジネスで利益を上げることはできないのです。
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適正な不動産価格を自分で判断するためには
そのためにはまずは、数多くの不動産を見て回ることです。
地道な方法と思われるかもしれませんが、販売価格はいくらか、賃料はいくらか、数多くの不動産を見ることで、自然に不動産の目利き力が備わります。
大切なことは、物件資料だけでなく、現地を確認することです。
物件資料では、面積や築年数、価格など客観的事実をあくまでもペーパー上で知るにすぎません。
しかし、物件それぞれ土地の形状や接面道路、周辺環境などが異なっているので資料だけを見ても、その価格がつけられたのか、本当の理由を知ることはできません。
よって、資料だけでなく現地を実際に自分の目で見て確認する必要があるのです。
そういったことを何度もうちに、不動産価格の目利き力がついてきます。
そして、いつの間にか、高い、安いと判断できるようになるのです。
高いのか安いのか判断できない人は、この不動産目利き力を養う活動ができていません。
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不動産ビジネスで利益を上げるためには「利益をあげること」を目的にしなければなりません。どのくらい利益をあげるためには、いくらで売るのか、貸すのかという逆転の思考法です。
よって、どのくらいが適正価格なのかということは本人しかわからないことです。
極端なことを言えば、価格というのはどうでもいいのです。
利益が出る機会があれば売買、賃貸すればいいし、損をするケースであれば取引しなければいいだけのことです。
不動産市場は規模が大きいわりに透明性に欠ける市場だと思います。
だからこそ、特定の人だけが利益を上げられるのだと思います。
売却するときはより高く、購入するときはより安く、ということを誰もが思っていますが、仮
に相場より高く売却しても、安く購入しても、それは単に得をしただけのことです。
実際は、利益を上げられなければ儲かったことにはならないのです。
「どのくらい儲けるか」ということが最も大切なことなのです。
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