低空室リスク・高利回りのトランクルーム投資入門(25) 第14講 ドミナント戦略を心がける|vol.92

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「ドミナント戦略」という言葉を聞いたことがある方はよほどの読書家か、バリバリ現役のビジネスマンに違いありません。ご存知の方は次の第15講へと読み進めていってください。

コンビニエンスストアを思い浮かべて頂きたいのですが、狭いエリアに同じお店が何軒も出店していますよね。

このように特定の地域に沢山の店舗を出店する戦略を「ドミナント戦略」と言います。

ドミナントとは英単語のdominantをカタカナ表示したものです。占拠した、とか、優勢な、などの意味があります。

ドミナント戦略の良さは、地域密着の店舗として強いブランド形成できる亊です。
ブランド力のある店舗は親しみや安心感があるので選ばれやすくなり、シェアが高くなってゆきます。
集客力を高める為にはとても大切な戦略と言えます。

同時に店舗立地の距離が近いことにより、その地域の需要をほぼ独占することができます。
数キロ圏内に複数店舗展開してしまえば、あとはライバル業者が入り込もうにも消耗戦に持ち込まれるのは参入前から容易に想像がつくことなので、あなたの店舗群だけで地域独占を獲得できてしまう可能性大です。地理的に近いことから店舗の維持管理コストも下げることが可能となります。

また、地域に特化するだけでなく、店舗展開を行う業者は、出店地域の特徴や特性に精通しています。立地調査の精度も上がってゆきますし、地元の不動産業者からも良い情報を貰いやすくなります。

また同じエリアで多店舗展開をしていると、近隣他店で満室の場合に別の近隣店舗に顧客を紹介できるというメリットも出てきます。これは新規開店した店舗の稼働率を早期に高める事が出来ます。
全国に分散して出店している業者の場合、このメリットは活かせなくなります。

コンビニエンスストア最大手のセブンイレブンもドミナント戦略によって配送費の削減と地域内でのブランド認知力の向上を図り、今日の地位を築き上げました。

トランクルーム展開においても同様であります。
ドミナント戦略をとることは、いいことずくめなのです。

 

 

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