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黒いヒツジと呼ばれて脇役扱いだったトランクルームへの投資が米国では現在最強投資と呼ばれています。
何が起こったのでしょう?どのようにレンタル収納への投資が黒い羊から最強投資と考えられるようになったのでしょうか?
一流会社と高度の洗練された運営者の登場
転換点となった時期は1990年代です。理由は、以下の通りです。
- ビジネスに関する意味のあるデータが現れ始めた
- 初のレンタル収納を組み込んだREIT(不動産投資信託)が組成された
- 初の証券化された資金調達スキームがレンタル収納の運営者に提供された
- ウォールストリートジャーナルがレンタル収納を高収益のビジネスとして認識し始めた
- レンタル収納施設のデザインが改善され、セキュリティと空調管理が大幅に改善された
- レンタル収納施設が好立地な場所に移転し、都市の中心地に近くなった
- 多くのレンタル収納施設にとって、継続的な賃料の増加が常態となった
- 全ての賃貸不動産の物件タイプの中でデフォルトレート(賃料未払い率)が最安
このように、たくさんきっかけとなる出来事があったのですが、一番のきっかけは、業界リーダーのパブリックストレージ社(Public Storage Inc.)がセルフストレージ(レンタル収納、トランクルームの総称)を投資商品化したREIT(リート。不動産投資信託)を発行したことです。
収益性の高さとデフォルトレートの低さ、すなわち高利回りで安定収益の物件として発行されたこのREITは、同じ年に米国内で発行された、全ての不動産投資信託の中で最高であると認められ、一気に注目されるようになりました。
ビジネスの人気が上がるにつれ、投資資金が、レンタル収納ビジネスに流れ込みました。新規のレンタル収納も加速度的に開発されました。
10年も経たずに、アメリカ国内のレンタル収納施設の数は二倍になりました。
そして、2002年の5月、ゼネラルエレクトリック社(GE)は500の米国内のレンタル収納施設を取得し、国内最大のレンタル収納の提供者になりました。
これは勃興しつつあるレンタル収納ビジネス、脇役でキワモノ扱いされていたレンタル収納が世界に名だたる大企業が事業投資対象として参入するような、いわゆる「きちんとした」ビジネスとしてお墨付きを得たということです。
大きなパイの一切れを頂く
米国市場の歴史を追ってきて感じるのは、このように成長、成熟を続けてきた米国市場ですら、家族経営などの個人投資家レベルでも十分に維持運営できていることです。
収納庫に家庭や事務所の荷物を運びこむことを考えてみてください。
いったん荷物を入れてしまうと、月賃料がたかだか数百円安いというだけで汗だくになって遠方のライバル店舗に1日がかりで荷物を移すとは考えにくいですよね。
まあ、まれにケチケチ作戦で1円でも安いほうに移す人もいらっしゃるでしょうけれど、大多数の人はおいそれと大量の荷物を抱えて移動するのを躊躇するであろうことは、容易に想像がつきますよね。
また、1区画の賃料はオフィスや住居に比べると賃料規模が少額で、数千円の前半から1万円程度のものが多いのです。
そのため家計や企業の経費見直しの際に後回しにされやすいのです。これは、レンタル収納オーナーからするとありがたい特徴でもあります。
成熟国のアメリカでも、成長途上の日本でも、この好況の業界にはまだまだ起業家や投資家の参入余地があるということです。
これは、グッド・ニュースではないでしょうか。
この連載では、あなたが、間違えを避け、この成長ビジネスから利益を得るためのファーストステップを踏み出すための助けになればと考えています。
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略して満研(まんけん)。大学時代の漫才研究会みたいな略称ですが、仕事はまじめに楽しく投資家の立場に立って、がモットーです。
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