セルフストレージ超入門(10) 第4講 例題:ライバル店稼働状況の調査|vol.74

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ライバル店舗が1~3店舗

 

例えば、あなたが出店を考えている店舗候補地の商圏に
ライバル店1~3店舗の場合。
稼働率が40%以上であればお勧めできます。

「え、たった4割しか稼働していないのに勧めるの?」とお思いの方がいらっしゃるかもしれませんね。

じつは、セルフストレージの多くは損益分岐点が低く低コストで運用できますので、4割程度の入居率でもすでに黒字になっていることが多いのです。

あとはお客様が使いやすいような料金設定と店舗のしつらえを工夫し、安心感をもってご利用いただけるように店舗を整えましたら、WEBやチラシ、看板などで集客をかけます。このようにして認知度を上げることで利用率は上がっていきます。

一方、稼働率が4割以下ということは、まだその地域にお住いの方々が収納スペースの認知度が低い可能性があります。認知度向上のためにあと数年待った方が良いエリアかもしれませんので、稼働率が4割以下の場合はお勧めしていません。

このビジネスは店舗数が増えるにしたがって近隣にお住いの皆様のトランクルーム認知度が上がるという性質があります。ですから、これから店舗増を通じて利用者割合が上がっている可能性大と言えます。

 

ライバル店舗が4~9店舗

 

次に、ライバル店4~9店舗の場合。稼働率が80%以上であれば充分検討対象エリアです。あまり細かいことは心配せず、えいやっと店舗開設した方が良い場合がほとんどです。

これはそれなりの数の店舗が出店済みであるにもかかわらず、近隣地域の皆さんの収納スペース需要が強いことを表しています。

登り調子の地域でありますから、店舗が増えても早晩入居者でいっぱいになるでしょう。

 

ライバル店舗が10店舗以上

 

逆に商圏内・隣接商圏内に10店舗以上ある場合は、しばらく様子を見たほうがいいかもしれません。過当競争に陥っている可能性があるためです。この原稿を書いている時点では、都心の超激戦区である山手線の内側の築古ビルが林立する地帯でも見かけたことは、ありません。

あと30年くらいすればそういう地域も出てくるかもしれませんが、いまこの投資を始めるあなたにはどうでもよいことですね。

なぜなら過当競争を気にしなければならない頃には、あなたはローンも返し終わり、余剰キャッシュフローを原資に店舗数を増やしており、悠々自適の人世を楽しんでいること間違いないからです。

これまで不動産を中心にさまざまな金融資産や事業に投資してきて感じることですが、指をくわえて無策になにもせず傍観している状況こそが長い人生で見てリスクと考えます。

あなたはどうお考えでしょうか。

いずれにせよ、出店数が1店舗だろうが10店舗以上だろうが、
ライバル店と出店しようとしている店舗での、トランクルームのサイズの違い、出店規模等をよく見極めましょう。

多店舗で埋まっているサイズのお部屋の情報がわかれば、しめたものです。

あなたのトランクルームでも似たタイプのお部屋構成としてみましょう。地元で人気のトランクルームとなること請け合いです。

条件によっても異なりますが、ご自身での事前調査はとても重要な事です。

具体的には、
・現地周辺に実際に行ってみる。・候補商圏のライバル店をネット検索してみる。
・自分でライバル店に電話して稼働状況を確認してみる。
などの事前調査を行うことが成功のためには大切です。

 

 

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