銀行は「確実に返済してくれる会社」にお金を貸す | vol.385


「日傘を貸し、雨傘は貸さない」のは正しい


銀行が融資審査の際に重点を置くポイントは、会社の収益性(表面上の利益)よりキャッシュフローや企業体力などの返済能力です。
つまり、「儲かる会社か」よりも「現金を多く持っている会社か、いかにすぐ現金を用意できるか」を見ているのです。
理由は簡単です。現金を多く手元にあれば、返済してもらえるからです。
銀行取引をあまり経験していない社長は、「儲かっていれば、銀行はお金を貸してくれる」と考えていますが、そうではありません。
「儲かっている」=「キャッシュフローが潤沢」であることが一般的に多いため、「儲かっている会社」はお金を借りることができる可能性が高いのです。
数字上は儲かっていても手元にお金がなければ、銀行はお金を貸してくれません。
「確実に返済してもらえるから、銀行はお金を貸してくれる」のです。

銀行は、お客様から預かったお金を運用し、利益を上げて、お客様に金利を支払う責務を負っています。
だとすれば、預かったお金を保全する意味でも、「返済してくれる確率が高い会社」に融資するのは当然のことです。

世間では、銀行は「日傘を貸し、雨傘は貸さない」と言われますが、この表現は「正しい」と私は考えています。

「晴れている会社」=「資金繰りに問題がない会社」に融資をすれば、確実に返してもらえます。
しかし、「雨が降っている会社」=「資金繰りに困っている会社」に融資をすれば、返済されないかもしれません。
銀行が預金者のお金を保全する義務がある以上、返済してもらえる確率が低い会社にお金を貸さない」のは当然です。

多くの社長は、業績が下がり、お金が本当に必要になったときにお金を借りようとします。
しかし、銀行は、返済懸念がある会社には貸したがりませんし、融資する場合も担保を取ります。
よって、すぐに資金の使い道がなかったとしても、業績が好調な時に低金利で借りておくことが将来のリスクへの備えのためには賢明であると私は考えます。
当面、使う予定がなかったとしても、銀行からは借りられるだけ借りておくのが正しい。



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どうして銀行は、 担保や社長保証をつけたがるのか


例えば、みなさんが、友達に1万円貸すことになったとします。
このとき、あなたは担保を取りませんよね。
理由は、信用できる相手だからです。
では、銀行が融資をするとき、なぜ担保を取ろうとするのでしょうか?

その理由をひと言で言うと、「信用できないから」です。
今、銀行はお金を貸し出す先がなくて、が余っています。
余っているから、「優良な会社」には積極的に貸したい。
では、銀行から見た「優良な会社」とは、どんな会社なのでしょうか。
それは、「貸したお金を期日までに確実に返済してくれて、かつ金利を払ってくれる会社」
のことです。
ところが、実際は、当然ながら優良な会社ばかりではありません。
むしろ、そうしたところは多くありません。
だから、抵当(根抵当)権を設定したり、社長の保証をつけたりするわけです。

お金に困っている会社の社長は、運転資金の融資を申し込むときは「〇〇に使うために〇〇円貸してください。お願いします」と頼みますが、融資を受けたあとの報告をしない人が多いのです。(※)
※設備資金の場合は、銀行が資金使途を厳格に確認しますので、あくまでも運転資金の場合です。

「そのお金を当初の資金使途通りに使ったのか」
「そのお金を使ったことで会社がどうなったのか」を自ら報告する社長さんは少ないのです。
その報告を怠る経営者が多いために、銀行側からすれば、貸したお金がきちんと返ってくるのか心配でしかたがない。
よって、万が一のときに備えて、担保をとったり、社長の保証をつけるわけです。


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きょうもここまで読んでいただき、本当にありがとうございました。
あなたの不動産投資事業が成功することをお祈りしております。
トランクルーム大家より。



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