トランクルーム・レンタル収納庫の新店舗建設進行中!色選びで注意すべき3つの項目|vol.432

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100坪の土地にレンタル収納庫(トランクルーム)を建設することにしました!

盛岡市北天昌寺町と大新町のちょうど境目のところに土地を買って持っていたので、空地のままではもったいない、土地は有効活用しようということで、アパート、マンション、分譲、コインランドリー、レンタルオフィス、月極駐車場など様々な土地活用策を検討しました。

検討の結果、勝ちパターンが見えていて利回りもアパマンより高い、競争相手もほとんどいないレンタル収納庫(トランクルーム)を建設することにしたのです。

TATERU問題、カボチャの馬車問題など個人オーナー向け賃貸不動産では融資が出にくいなどという話も聞きますし、皆さん融資付けにご苦労されているようですが、満額フルローンとなりました。

土地は自己所有、建物は新築ですから建設費用に比べて担保余剰となるはずですので特に違和感はありません。融資期間も長期、金利水準も抑えることができましたので、月々のキャッシュフローには懸念はありません。

もともと負債比率を極力抑える形で賃貸事業を展開しているので、借り過ぎのような心配は私の場合は無縁です。

すでに盛岡市加賀野に満室御礼で高稼働が続くレンタル収納庫を保有、運営していますから、オープン後、入居率の高まるまでの間の期間も特に心配はありません。

今回の新店舗予定地をグーグルマップで表示してみました。
画面下が南側、上が北側。

レンタル収納庫は、画面右上側の空地に建設予定です。ガラの悪い違法コンテナはあまり好きではないので、きちんと建築確認も取得します。レンタル収納庫ですが地域の皆様にご愛顧いただけるよう、高級感のある建材を選びました。

盛岡市民の方ならどの道路か、ピンとくるのではないでしょうか。

盛岡市の天昌寺交差点から前九年、盛岡市青山のほうへ抜ける2車線道路沿いにあります。
現地の途中に盛岡信用金庫があります。
地元ではよく知られた抜け道県生活道路なので交通流量はそれなりにあります。

もともと、ここは地元の不動産業者さまがアパート建設用地として購入したものだそうです。
諸事情で売る必要があったのだそうで、更地の状態で購入させていただきました。

構内に現在使用されていない防火水槽が埋設されており、撤去のために盛岡市と交渉したり、まあいろいろありましたが、店舗設計も事業計画の策定も融資契約も済み、着々と建設が進んでいます。

11月頃には完成しオープンの予定です。

ここには、レンタル収納庫を50室設置します。

ランドマークとなるよう、2階建ての管理棟も建てることにしました。
この土日、外壁の色で悩みました。外壁の色を決める際には、考えなければならないことが複数あります。

店舗の色選びの3つの注意点とは?

店舗の色選びの注意点1 地域の色に埋没しないこと。

中小規模の店舗の場合、目障りにならない程度に目立つこと、視認性が命です。

見つけてもらいやすい、「あそこに店があったな」と覚えてもらいやすい色にするということです。
視認性が高いと、そのぶん認知してもらいやすくなり、店舗運営期間全体で考えた場合の広告費の抑制につながります。

今回の土地の場合、灰色系、濁った青系、あと意外ですが白系は街並みに埋没してしまい、自動車を運転する際に気が付きにくいのでNGだなと思いました。

店舗の色選びの注意点2 日持ちする色を選ぶこと。

屋外で数十年間、雨風、雪にさらされることになります。

特に注意すべきは「太陽光」です。
オレンジ、赤系の色は太陽光に弱く、5年程度で色あせが起こります。塗り直しの頻度が上がりますから、店舗の維持管理費にあらかじめ入れておいた方が無難です。

また、建設業者様が取引のあるメーカー、卸売業者様などから建材を仕入れているので、外壁材の色はそのカタログの中から選ぶ場合もあります。

今回はローコスト建築を心掛けたので、既製品の中から選ぶことにしました。

現地の青空の広さと降雪時は白色だらけになるので、白系は避けることにしました。

店舗の色選びの注意点3 条例に従うこと。

盛岡市は自然の美しい、暮らしやすい街です。景観も生活環境の一部を構成するものとして、盛岡市には景観条例という条例が制定されています。あまり目に刺さるような色遣いの建物を建てようとしても、景観条例で規制されていますからなんでも好きな色を使うことができるというわけではありません。

色遣いについては、塗料や建材のカタログに「マンセル値」という数値が掲載されていま。条例記載の色彩以外を検討する場合は、このマンセル値を役所へ持参し、個別に相談することになります。

今回は落ち着いた色を選びましたが、既存色の中間色的な色だったので、マンセル値を持って建設会社のかたに市役所まで言って確認いただくこととなりました。

文化財埋蔵地域に該当しているので簡単な調査を行ったうえで、聖地、建設開始となります。