10月15日(日曜日)、平成29年度宅地建物取引士試験を受験してきました。
自己採点結果:50問中42問正解でした。正答率84%。(予備校予想合格ライン:35点)

自分の会社に宅地建物取引士は居りますが、社長が宅建持ってないのも良くないなあと思い、会社の今後の事業展開上、持っておいて損はない資格でもあり、一念発起して勉強してみました。受かって良かった!銀行同期の社長室長も一緒に受験しましたが、彼も受かったようです。

今回は特別編として、「働いて勉強時間を確保するのが難しいあなたに贈る5つのルール」を紹介します。

予備校の平成29年度宅建士試験の合格予測※は末尾に記載しました。去年の合格点(35点=正答率70%)と同じか、若干低いところを予想しているようです。

宅地建物取引士試験の問題文冊子と自己採点結果です。模範解答はLECのものの使いましたがどの予備校も解答は同じでした。

申込が毎年24~25万人。そのうち実際に受験するのが20万人。合格者が3万人。合格率が15~17%に落ち着くところで合格点を毎年上下させているようです。

出題範囲が広すぎて何度やっても受からないという人もいて、まぐれで受かる試験ではないのでした。
このブログを読んでくださっている方から、合格する勉強法について質問を受けましたので、ここに書こうと思います。


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これが受験票。

これが宅建士試験の受験票。

資格試験の勉強法

勉強法について。資格予備校の情報によると、合格者は300~400時間程度の勉強時間を見込んだほうが良いという。1日1時間換算なら11か月。

そういうわけで、私は昨年の試験の終わって間もない12月15日ごろから準備を始めました。

勉強方法は学生時代の受験勉強(ICU,東大大学院)の時と変わらない。

勉強は「やり方」が大切。

やり方を若い頃に身につけておくと何歳からでも新しいことを学び始めることができる。その意味で幼い頃の学習習慣というのは一生モンだなと思う。

20年ぶりにまじめに勉強したので、試行錯誤もありました。
いまは家庭を持ち、子育てもしながら、複数の会社の社長をこなしながらO社で企業買収分野の顧問をしながらT社のWEB集客の指導があり(これ毎週、金曜日始発のJALで羽田から博多に行き、ずっと指導を行い、終発でもどってくる、なかなかしんどいスケジュール)、P社の社外取締役の役目もある。断続的に新しい仕事の相談がやってくる。社内では社員の指導もしないといけない。夜は仕事の付き合いがある。土日は土日で家族の用事で忙しい。

つまり、時間が無かったのです。
では、どうしたのか。
働いて勉強時間を確保するのが難しいあなたに贈る5つのルールを紹介します。

ルール① 強制的に勉強に取り組む時間帯を設定する

夜は疲労がたまっており、肉体的にも頭脳もきびきび動いてくれず、集中することが難しい。
さっさと寝て、早起きしたほうが良い。

私の場合、毎日4:55に目覚ましのベルが鳴るようにする。
歩かないと届かないところにベルを置く。

起きてすぐ勉強なんてできるもんじゃない。ほっておくと1時間くらいぼーっとしてしまう。

目覚めの習慣を作る。コーヒーを沸かす。体を動かしていると目が覚めてきます。

ルール② 累積勉強時間によるKPI(進捗度)管理を行う

KPIとは経営管理用語で、Key Perfomance Indicatorの略。成果を達成するために観測対象とする指標のこと。

久しぶりに受験勉強を始めた当初は、ページ数をKPIとし、管理に挑戦しました。過去問題集3冊で〇ページ、教科書3冊で〇ページだから11か月で割ると・・・・、結局日によって確保できる勉強時間が増減するため、失敗。

次いで問題数をKPIとし、管理に挑戦しました。過去問題集10年分、500問で1問4肢あるから全部で2千肢。3周すると6千肢(3周目あたりからは解ける問題は飛ばすので実際にはここまで数増えないが)。11か月で割ると1日20肢。これも結局、ページ数管理と同じ理由で失敗。

結局一番やりやすかったのはKPIを時間数(分数=ふんすう)とする管理。宅建合格には300時間が目安と言われていたので、11か月で割ると1月27時間。1日当たり55分。これなら、いけそう!

そういうわけで、試験11か月前の12月から着手し始め、1日の目標勉強時間を1時間と設定したのです。

しかしうまくいかず。勉強時間を「こまぎれ」にすることと、無理のない範囲で「毎日の最低勉強時間を設定」することとしました。

30分勉強、50分勉強

どんなに忙しい日でも、1日最低30分は教科書もしくは問題に取り組むことをノルマとし、毎月累積勉強時間をメモ帳に記録していきました。

30分なら何とかなるものです。出張続きでメチャクチャ忙しい時でも、自分に言い訳をしてやらないことは自分の可能性を殺すことと同義と自分に言い聞かせました。

できない自分にならいつでもなることはできる。やらなきゃいいんだから。

達成した自分になるには今目の前の小さなノルマをこつこつ積み重ねていくしかない。

それが自信になり、合格につながり、合格が資格という目に見える形になり、身についた知識をお客様にお返しすることで信用が生まれる。

朝起きてから30分だけ、それが無理でも移動中の飛行機の中、新幹線の中、乗り換えの待ち時間、ひとりでタクシーやバスに乗っている時、一人でファミレスや吉野家で昼食や夜食を注文したあと料理待ちの時間、使える隙間時間は使いました。

慣れてきたころからは50分をノルマにしました。

計測にはキッチンタイマーが大活躍。あと残り20分!もう少しの辛抱!と思うとなぜか頑張ることができます。
こんなの↓おすすめは無印良品のキッチンタイマー。これ隠れた銘品。丈夫でシンプル。なぜか我が家には5個もある。

30分以上過ぎると脳がだんだん飽きてくるようでした。頑張っても1時間くらいで集中力が切れます。小学生の授業時間が45分~50分らしいですが、合理的な時間設定のように思います。

記録した時間はノートに書き留めておきましょう。試験終了で時間ができたので、グラフにしてみました。初めは時間が伸び悩んでいますが、試験が近づくにつれ、学習時間が伸びているのがわかります。

宅地建物取引士試験、学習時間の記録。1日最低30分のノルマを設定しました。

うれしい誤算。小学生の子どもも勉強するようになり、生活習慣が朝型に

うれしい誤算もありました。
親が朝から黙々と民法やら宅建業法やら建築基準法の勉強を始めたら、
おなじキッチンテーブルで、長女(小6)と次女(小4)も勉強を始めたのです。

「オジサン年齢になってから勉強しなきゃいけないのは嫌だから今のうちから勉強しておこう」とでも思ったか!?
親がぶつぶつと民法の絶対効・相対効の語呂合わせ(※2)を唱えていると、子供のほうが面白がって先に覚えたりしてね。

いずれにせよ、一緒の時間を過ごすことができるんは、うれしいものです。
親子で話す時間が増え、こどもは遅刻がなくなり、午後9時から10時にはベッドに入るようになり、生活習慣が整うようになりました。
するとふしぎなことに、こどもの情緒も安定し成績が伸びるのです。おもしろいですね。

ルール③ 授業はペースメーカー

予備校が開催する授業に参加できる人は参加しましょう。
1年週1回の授業でも10~15万円程度。
月1万円をペースメーカー代と考えます。

同じ試験を目指している方々、その多くは社会人の方や退職されて資格取得でキャリアアップを目指している方など様々ですが、そのような方々と同じ空気を吸うことで、数か月から数年続く勉強期間のモチベーション向上に役立ってくれます。
わからない問題に遭遇したときに先生に質問しやすいのも良い点です。

ルール2で述べた学習時間の計測の中にはもちろん、授業時間や模試の時間も含みましょう。残高が増えるのを毎日記録してくのは、(まだ受かっていないのに)合格に向けてまた一歩近づいたような気分になり、気持ちの良いものです。

ルール④ 模擬試験は知識の抜けを探す場所

予備校が模擬試験を開催します。他の受験生との相対的な位置を把握するために、本番前に2~3回は受験しましょう。

点数が低くても悲観しない

模擬試験で大切なところは、「点数の高低に一喜一憂しない」こと。
そもそも模擬試験は受験勉強している人たちが受けに来るので、標準的な問題だけ出題すると平均点が高くなり、できる人とできない人の差がでにくい。そこで、問題作成をしている予備校側はしばらく出題されていなかった問題や、ややマニアックな問題など、標準的な問題を勉強しているだけだと回答が難しい問題を出題してきます。

本試験ではないので、点数が高い時には自分をほめ、点数が低い時には本番時に出ても大丈夫なように今のうちにつぶしておこう、とポジティブに考えましょう。

できないところは、回答の根拠となる開設が書かれている箇所を教科書で見つけ出し、教科書には「実戦模試1回問〇(■)」と書いておきます。問題には「(教科書)p.〇〇〇」と書いておきます。教科書の解答根拠のところはサインペンで強調しておく。

ルール⑤ 過去問と教科書だけで合格できる

なにごとも勉強開始初期(わたしの宅建士の場合であれば12月から1月)、教科書を1回「ななめ読み」します。眠くなってもいいから我慢して読み切る。

どこに何が書いてあるのか、頭の中に見出しを作るのが目的。読むほうも「何となく」の理解度でよい。

1回の通読で何でもわかる人間なんてそもそも見たことがない。
あたもの良い人でも3回、普通の人は5回は繰り返さないと教科書というのは頭に入りません。

教科書はあれこれ浮気しない。1分野1冊

あれこれとよその参考書や教科書に浮気しない。1分野1冊で十分。

小学校や中学校の教科書を思い出してみてください。薄かったでしょう?1回40~50分の授業で1年かけて頭の中に入れられる量なんて、たかが知れている。

その代わり、1分野1冊の教科書に必要な事項を追記していき、過去問や模試で出題された場所を強調表示していき、その作業を繰り返しているだけで頭の中に知識が入ってきます。学者になって歩く百科事典を目指しているわけではなく、目的は試験合格なのだから、それで十分。

どうしても他の教科書や参考書が気になる人は、手元の書籍が9割がた理解できたら移行しましょう。直前期に見直すときに参照先書籍が増えてしまい非効率ですから私はお勧めしませんけど。

過去問はできれば10年分用意する

過去問はできれば10年分用意しましょう。少なくとも5年分。

過去問は出題者側からのメッセージです。

こういう知識を持っている人を〇〇士と呼びたい、こういう知識を持っている人に活躍してほしい、または、こういう知識を持っていない人にはこの分野で活躍させるわけには行けない、というメッセージです。

重要分野は4度も5度も出てきます。過去問を解き、回答の根拠となる箇所を教科書から見つけ出してマークする作業を続けましょう。
1周終わったら2周目、3周目と同じ過去問を解き、間違ったところは教科書に戻り復習。3回正解したらその問題は卒業。

ここまでくると間違ったままの問題のほうが少なくなっているはずです。
試験直前2週間は、間違った問題だけのリストを作り、集中的に知識の修正を行います。

ここがラストスパートで、とても大事なところ!
繰り返し間違ったところは、特に念を入れて教科書に戻り、確認していきましょう。

なぜなら、あなたが繰り返し間違っている問題は、他の人も繰り返し間違っている問題である可能性が高いから。引っかけ問題、知識を問う問題、タイプはいろいろですが。出題者はみなさんが間違えやすい出題パターンはデータとして持っていると考えるべきです。そうでなければ毎年合格ラインや平均点をほぼ同じ水準に維持するなどと言う芸当はできないからです。平均点を少し下げようと思ったら、この種の「みんなが引っかかりやすい問題」をいくつか出せばいい。

実際、わたしが最後のラストスパート(熱だして寝ていたから二日しかなかったさ)で見直しをした問題から、なんと三問も!出たのです。見直ししていなければ42点ではなく39点だったことでしょう。

できなかったところをつぶしていけば、かならず全国にいるライバルに勝つことができます。コツコツ、頑張りましょう。


 予備校の予想合格点

LEC:33~35点、
TAC:33~35点、
日建学院:33~35点、
資格の大原:32~33点。

※2 民法上の保証行為、連帯保証、連帯債務において、片方の効力が絶対的に相方に及ぶ「絶対効」の覚え方
「総理 | 成功を混同し | 他人のソーメン自己負担」
 「総理」までが、保証の絶対効(相殺の「そう」、履行の「り」)。「総理成功を混同し」が、連帯保証の絶対効(「そう」「り」は保証と同じ。請求の「せい」更改の「こう」混同はそのまま)。「総理成功を混同し他人のソーメン自己負担」が、連帯債務の絶対効(「他人のソー」=他人の相殺権の援用、免除の「メン」、時効の「じこ」、免除と時効は「自己負担」部分のみ)。


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