街の不動産屋さんに収益不動産の相談に行くと失敗しに行くようなもの。「収益不動産のプロ」と町の不動産屋の違いとは | vol.335

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「不動産屋」でも得意分野は異なる


前回のブログでは、不動産投資においては、収益をいかに増やすための税務・会計マネジメントとその仕組みを構築し、様々な問題に対応していくためには、収益不動産のプロと仕事をすることをおすすめしました。
では、プロと組むのなら、「町の不動産屋さん」ではダメなのか、という疑問を持たれる方もいるかもしれません。

素人の方には不動産屋の違いがわかりにくいと思いますが、ほとんどの「町の不動産屋さん」の主な業務は、物件の仲介をして売買や賃貸契約を成立させることです。
よって、マーケティングやコンサルティングといったことを行う不動産屋はまずありません。
収益不動産のプロも、物件の仲介業務を行いますが、それは、あくまでいくつかる業務の1つであって、それ以前に収益不動産のプロは、「どのような目的で不動産投資を行うか」「目的達成のためにどんな事業計画を立て、どんな物件を購入するか」「キャッシュフローを増やすための税務・会計マネジメントをどうするか」といったコンサルティングやアドバイスを必ず行います。

以前、個人でヨガスタジオを経営されていた方から、いずれチェーン化して個人店のような形態ではなく、きちんとした企業として経営したいという相談を受けたことがあります。
そのためにも、個人で行っている本業の収益を使って不動産投資をして将来に向けた事業基盤をつくりたいということだったのです。
ただ、その頃は、開業してそれほど年数が経っておらず、まだ経営者としての実績が十分でなかったため、経営されていたヨガスタジオが事業拡大のために金融機関から融資を受けるのは難しい状況でした。
オーナーさんの思惑としては、早く事業拡大、チェーン化したいために、本業ではない不動産投資ビジネスで事業拡大資金を稼ぎたかったのでしょう。

しかし、それではリスクが大きすぎますし、肝心の「経営力」が身に付くものではありません。
そこで、まずは自己資金で無理なく、区分所有という形で1部屋ずつ物件を購入し、10部屋の事業規模まで所有できるように投資していくという提案をしました。
その間、きちんと税金を支払い、収益を毎年増やしていき、企業体力をつけて、金融機関および社会的信用を築くという目標を立てることを助言しました。
それから、頻繁に経営相談に乗りながら、5年後には事業規模での収益不動産投資も行えるようになり、同時に本業についても金融機関から信用を得られるような「経営」ができるようになったのです。

このケースのように、収益不動産投資だけのパートナーというだけでなく、投資家の「不動産投資を通して実現させたいこと」を共有させていただくうえでも、「収益不動産のプロ」の力を借りたほうがよいと思っています。
そうすることにより、本業も不動産投資のどちらにおいても歯車が噛み合わない経営を回避できることが可能になると考えています。

ひとくちに不動産会社と言っても得意分野はそれぞれです。
地元の賃貸物件に特化した仲介業者、建売の専門業者、マンションの専門業者、地上げを専門とする業者、収益不動産の専門会社等々、様々な特徴があります。
投資家の方が自力で収益物件の優良情報を入手しようとして、不動産業者回りをしても非効率なうえになかなか条件に合った物件を見つけることができない可能性が高いです。
そこで、頼るべきなのが、自分の目的に合った不動産会社です。
よって、収益不動産を法人として経営し、タックスメリットを享受してキャッシュフローを増やしたいという方は「収益不動産の情報収集のプロ」をパートナーとすることにより、情報入手だけでなく、様々な経営アドバイスを得られるのです。



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きょうもここまで読んでいただき、本当にありがとうございました。
あなたの不動産投資事業が成功することをお祈りしております。
トランクルーム大家より。


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